東京ディズニーリゾート(TDR)(東京ディズニーランド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS))には、スタンバイパスというサービスが導入されています。
このスタンバイパスとはどういうものなのでしょうか?プレミアクセスやプライオリティパス、ファストパスとはなにが違うのでしょうか?
今回は、このスタンバイパスの気になる使い方や取り方、そして対象のアトラクションや施設などについて詳しく解説します。
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記事本編
スタンバイパスとは?
スタンバイパスとは、指定された時間に対象施設の列に並ぶことができる=対象施設を利用する権利を得ることができる無料のサービスです。しかし、スタンバイパスはファストパスやプライオリティパスのように待ち時間が短くなるサービスではありません。
対象施設のスタンバイパスの対応時間帯には、パスを持っていない人は列に並ぶことができません。さらに、スタンバイパスを持っていない人用の列もつくられません。
つまり、パスを持った方しか並べない=対象施設を利用できない時間帯があります。ただし、パークの運営状況によっては、対象施設のスタンバイパスを取得していなくても列に並べる時間帯が設定される場合があります。
スタンバイパスは、パーク内に入園した後に東京ディズニーリゾート・アプリ(以下、アプリ)で取得することができます。
■プレミアアクセス(DPA)の特徴
有料のサービス(値段は1,500〜2,500円/人(税込))。選択した時間に通常入場口(スタンバイ・エントランス)に並ぶことなく通常より短い待ち時間でアトラクションを利用できる。パレード/ショーの入場時刻を指定して予約することができる。
■ファストパスの特徴
無料のサービス(2023年6月にサービス終了)。指定された時間(時間は選択できない)に通常入場口(スタンバイ・エントランス)に並ぶことなく通常より短い待ち時間でアトラクションを利用できる。アトラクション近くの発券機で取得することができる。
■プライオリティパスの特徴
2023年7月26日(水)から期間限定でスタートする無料のサービス(サービスの終了日については不明)。指定された時間(時間は選択できない)に通常入場口(スタンバイ・エントランス)に並ぶことなく通常より短い待ち時間でアトラクションを利用できる。パーク内に入園した後にアプリで取得することができる。ファストパスが期間限定で復活するようなイメージ。
■スタンバイパスの特徴
無料のサービス。指定された時間(時間は選択できない)に対象施設の列に並ぶことができる。パーク内に入園した後にアプリで取得することができる。
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スタンバイパスの特徴
スタンバイパスは、パークチケット1枚につき1回/人分を取得することができ、取得回数に制限はありません。1つのスタンバイパスを複数人で使用することはできませんが、3才以下は同行者(保護者など)がスタンバイパスを取得していれば対象施設を利用することができます。
同じ対象施設のスタンバイパスは、取得済みのスタンバイパスを使用するか、または利用時刻が経過するまでは取得できません。また、同種の対象施設(アトラクション、ショップ、レストランのそれぞれ)において、同時に複数のスタンバイパスを取得することはできません。
しかし、別種の対象施設、例えばショップのスタンバイパスとアトラクションやレストランのスタンバイパスは同時に取得することができます。また、この場合、次のショップのスタンバイパスは取得済みのスタンバイパスを利用すると取得できます。
まだ利用していない場合、次のスタンバイパスを取得できる時間は、①取得済みのスタンバイパスの利用時刻が経過(前回の取得から60分が経過している必要がある)するか、②前回の取得から2時間後のうち、早い方が適用されます。
なお、取得しているスタンバイパスをキャンセルした後、他に取得しているスタンバイパスがない場合は、すぐに次のスタンバイパスを取得できます。
スタンバイパスの主な注意点
スタンバイパスは抽選ではなく先着順で発行されるため、発行中であれば取得することができます。ただし、スタンバイパスの発行数には限りがあるため、発行数の上限に達した場合は発行終了となり取得することはできません。
また、パークの運営状況によっては対象施設のスタンバイパスを取得していなくても列に並べる時間帯が設定される場合があります。
スタンバイパスは取得後にキャンセルすることができます。しかし、一度キャンセルしたスタンバイパスをもとに戻すことはできません。
スタンバイパスを取得していた対象施設のシステム調整や天候などの都合や運営の責任により中止した場合に限り、マルチエクスペリエンス※を受け取ることができます。
【補足】※ マルチエクスペリエンスとは?
対象施設の再開後に少ない待ち時間で優先的に利用できるサービス。有効期限内であればいつでも利用できる。
ゲスト(自身)の都合などでスタンバイパスの指定時間を過ぎてしまった場合は利用することができません。そのため、他の時間指定サービスを利用する場合(例えば、パレード/ショーを鑑賞する場合など)は、時間が重ならないように注意する必要があります。要注意!!
スタンバイパスの対象施設
スタンバイパスの対象施設は以下の通りです。スタンバイパスの対象施設は時期により変更になる場合があります。
詳しくは東京ディズニーリゾートの公式HPまたはアプリ(スタンバイパス > 施設選択画面 )から確認することができます。
東京ディズニーランド(TDL)の対象施設
東京ディズニーランド(TDL)の対象施設は以下の通りです。時期により変更になる場合があります。(2024年10月時点)
■アトラクション
- 対象のアトラクションはありません。
■ショップ
- トイ・ステーション
- フロンティア・ウッドクラフト
- グランドエンポーリアム
- ジャングルカーニバル(丸太投げ)
- ジャングルカーニバル(ボール転がし)
- プラネットM
- トレジャーコメット(カプセルトイ)
- ギャグファクトリー/ファイブ・アンド・ダイム(カプセルトイ)
- ギャグファクトリー/ファイブ・アンド・ダイム
- キングダム・トレジャー
- アドベンチャーランド・バザール(カプセルトイ)
- ディズニー&カンパニー
■レストラン
- トゥモローランド・テラス
- スウィートハート・カフェ
- リフレッシュメントコーナー
- キャンプ・ウッドチャック・キッチン
東京ディズニーシー(TDS)の対象施設
東京ディズニーシー(TDS)の対象施設は以下の通りです。時期により変更になる場合があります。(2024年10月時点)
■アトラクション
- アナとエルサのフローズンジャーニー
- ラプンツェルのランタンフェスティバル
- ピーターパンのネバーランドアドベンチャー
- フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー
【補足】「アナとエルサのフローズンジャーニー」、「ラプンツェルのランタンフェスティバル」、「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」、「フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー」は、ディズニー映画「アナと雪の女王」、「塔の上のラプンツェル」、「ピーター・パン」をテーマにした新テーマポート「ファンタジースプリングス(Fantasy Springs)」にて、2024年6月6日(木)に開業予定のアトラクションです。このファンタジースプリングスに入場するためには、対象アトラクションのスタンバイパス(無料)またはプレミアアクセス(有料)が必要です(運営状況次第)。
■ショップ
- アーント・ペグズ・ヴィレッジストア
- ガッレリーア・ディズニー
- マクダックス・デパートメントストア
- アブーズ・バザール
- スリーピーホエール・ショップ
- スチームボート・ミッキーズ
- マーメイドトレジャー(カプセルトイ)
- ロストリバーアウトフィッター
- タワー・オブ・テラー・メモラビリア(カプセルトイ)
- エンポーリオ
- イル・ポスティーノ・ステーショナリー
■レストラン
- ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ
- ユカタン・ベースキャンプ・グリル
- ニューヨーク・デリ
- ドックサイドダイナー
- ミゲルズ・エルドラド・キャンティーナ
- ケープコッド・クックオフ
スタンバイパスの取り方
スタンバイパスはパーク内で直接取得するか、アプリから取得することができます。
アプリで取得する場合、パーク内に入園しなければ取得することができません。
スタンバイパスをアプリで取得する方法
スタンバイパスをアプリで購入する場合、事前にアプリのダウンロードまたは最新バージョンへのアップロードを済ませておきましょう。利用にはディズニーアカウントへのユーザー登録、ログインが必要です。
なお、スタンバイパスの発行が終了している場合、アプリに「発行を終了しました」と表示されます。
■アプリでの購入方法(操作方法)
- アプリにログインする。
- アプリの「プラン」から 「スタンバイパス」をタップする。
- 取得する人数分のパークチケットを選択する。
- 取得したい対象施設の「時間選択」をタップする。
- 施設、時間、取得数(人数)を確認し「取得」をタップする。
- 取得内容は、アプリ上の「プラン」で確認できます。
スタンバイパスをアプリで取得する時のコツ(実際に取得した体験談)
スタンバイパスの発行数には限りがあるため、人気の施設である程、早く発行終了になってしまいます。また、スタンバイパスを取得する場合、次のスタンバイパスを取得できるようになるまでに時間制限があります。
そのため、次のスタンバイパスが取得できるようになっても、施設によってはスタンバイパスの発行がすでに終了している場合もあります。スタンバイパスは利用したい対象施設から取得するようにしましょう。
スタンバイパスを現地で取得する方法
スタンバイパスをパーク内で直接取得する場合、メインストリート・ハウス(東京ディズニーランド(TDL))、ゲストリレーション(東京ディズニーシー(TDS))で取得することができます。
ただし、現地で取得する場合、窓口の列に並ぶ必要があります。混み具合にもよりますが、30分から1時間程度(目安)かかるため、パーク内に入園したら早めに列に並びスタンバイパスを取得するようにしましょう。
■東京ディズニーランドで現地取得できる場所
■東京ディズニーシーで現地取得できる場所
スタンバイパスの使い方
スタンバイパスの使い方はとてもカンタンです。スタンバイパスに記載された時間に対象施設の列に並びます。
施設の入り口(列の途中)で読み取り機を通過するので、その時にアプリの「プラン」の中から利用する施設の「パス表示」をタップして二次元コードを表示します。なお、二次元コードは利用可能な時間になると表示されます。
二次元コードを表示したら、読み取り機にグループ全員のパークチケットまたはアプリの二次元コード(画面を左にスライドする)をかざして入場します。
スタンバイパスのまとめ
今回は、東京ディズニーリゾート(TDR)(東京ディズニーランド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS))に導入されているサービスである「スタンバイパス」について紹介しました!
人気の対象施設では、スタンバイパスがすぐに発行終了になる場合があるため、できるだけ早めに取得するのがおすすめです。
スタンバイパスを実際に使用した感想ですが、スタンバイパスは対象施設を利用する権利を得るものであり、待ち時間が短くなるサービスではないため、他の時間指定サービスを利用する場合(例えば、パレード/ショーを鑑賞する場合など)は、時間が重ならないように注意する必要があります。
しかし、他のサービス(プレミアアクセス)と併用することでパーク内でのプランが立てやすく、効率的に施設やアトラクションを利用することができます。
スタンバイパスを上手く使用して、パークでの時間を効率的でより充実したものにしましょう!