おしゃれなお部屋を作るには、家具選びから配置、雑貨や小物類のディスプレイ、さらに照明や配色など、考えることが多いためとても難しそうですよね。
「色々考えているのに、思ったようなお部屋が作れない」や「高い家具を配置しているのに、なんだかお部屋が安っぽく見える」など・・・お悩みの方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は家具選びからレイアウト(配置)、雑貨や小物類のディスプレイ、さらに、お部屋全体の照明や配色などについて、おしゃれで快適なお部屋を作る基本的なコツやテクニック、重要なポイントをわかりやすく紹介します。
お部屋をおしゃれにできないのは、あなたのセンスや家具の値段のせいだけではありません。まずはお部屋作りの基本を知り、あなたの目指す雰囲気でおしゃれな部屋を実現しましょう!
↑こちらの記事では、入居したら最初にやるべき12のことを、役に立つアイテムとともに詳しく紹介しています。
↑こちらの記事では、一人暮らしの引っ越しで必要なもの、一人暮らし以外の人にも役に立つあると便利なもの(アイテムやグッズ)を紹介しています。
(関連記事)知らないと損!?賃貸物件の原状回復義務と退去費用について解説!
↑こちらの関連記事では、賃貸物件の退去費用に関するトラブルを避けるために、原状回復義務と退去費用についての基本的な知識や対処方法などをわかりやすく紹介しています。
↑こちらの関連記事では、毎日のお風呂を楽しく快適にするおすすめの便利グッズを紹介しています。
- お部屋をおしゃれで快適にする家具の選び方
- お部屋のレイアウト(配置)の基本
- 雑貨や小物類をディスプレイする方法
- お部屋の照明や配色の基本とコツ
- おしゃれなお部屋を作るために最も気を付けること ← 重要!
- おしゃれなお部屋の作り方のまとめ
お部屋をおしゃれで快適にする家具の選び方
おしゃれで快適なお部屋を作るには、家具の選び方がとても重要です。家具はお部屋の雰囲気やテーマの演出に欠かせません。
さらに、お部屋に合ったデザインやサイズ感で、かつ機能面でも実用的なものを選ぶことが大切です。
ここでは、お部屋をおしゃれで快適にする家具の選び方の基本とコツについて解説します。
お部屋が広く見える家具を選ぶ
ベッドやソファ、ダイニングテーブルなどの大きな家具類の選び方は、お部屋の広さや配置を考えながら選ぶことが失敗しないためのコツです。
お部屋が広く見える大きな家具の選び方は、背の低い家具(目線より低いもの)を選ぶことがポイントです。
特に、一人暮らしなどでお部屋の広さにあまり余裕がない場合、背の高い家具を置いてしまうと圧迫感が生まれ、お部屋が窮屈な印象になってしまいます。
大きな家具類の高さは目線より低い位置のものを揃えることで、視界が遮られずに見通しがよくなるため、お部屋全体が広く見えるようになります。
また、大きな家具類はシンプルなデザインのものを揃えることで、お部屋をすっきりと見せることができます。
お部屋に奥行きや解放感が生まれる家具を選ぶ
家具はお部屋の広さとのバランスをとるため、家具のサイズ感(大きさ)も重要です。
お部屋の広さに合ったサイズ感の家具を選ぶことで、お部屋に奥行きや解放感が生まれます。
しかし、お部屋の広さに対して大きすぎる(広すぎる)家具を配置してしまうと、お部屋に圧迫感が生まれてしまいます。
また、その反対に、お部屋の広さに対して小さすぎる家具を選んでしまうのも、お部屋が窮屈な印象になる原因になってしまいます。
例えば、お部屋にラグやカーペットを敷く場合、お部屋の広さに対して小さすぎるものを敷いてしまうと、窮屈な印象になってしまいます。
しかし、お部屋の広さに対して少し大きなラグやカーペットを敷くことで、お部屋がゆったりとして見えるだけでなく、視覚的にもお部屋を広く見せることができます。
お部屋の雰囲気やテーマに合った家具を選ぶ
お部屋をおしゃれにするためには、雰囲気やテーマに統一感(調和)のある家具を選ぶことが大切です。
お部屋の雰囲気やテーマに合った家具を配置することで、統一感のある(すっきりとまとまった印象だけでなく、お部屋が広く洗練されて見える)お部屋をつくることができます。
異なる雰囲気やテーマの家具類を組み合わせることは、お部屋全体の雰囲気にアクセントをもたらし、おしゃれなお部屋を作るために効果的です。
しかし、あまり多くの雰囲気やテーマの家具を組み合わせようとすると、一貫性(まとまり)がなくなり、お部屋全体が安っぽい印象になってしまうため注意が必要です。
セット売りの家具だけで揃えてはいけない理由(ワケ)
よく陥りがちなのが、お部屋の家具類をすべてセット売りの家具だけで揃えてしまうことです。
すべてセット売りの家具であれば、ある程度の統一感もあり、さらにローコストなので家具を揃える費用も抑えられて経済的+効率的です。
反面、セット売りの家具は視覚的な変化に乏しく、品質やデザイン性に欠けることもあるため、お部屋全体が安っぽく物足りない印象になってしまいます。
そのため、セット売りの家具だけで揃えてしまうのではなく、次に紹介するアクセントになる家具をひとつ取り入れ、お部屋に視覚的な変化を加えるようにしましょう。
お部屋にアクセントになる家具をひとつ取り入れる
お部屋をおしゃれにするためには、アクセントになる家具をひとつ取り入れるのがコツです。
例えば、色鮮やかなクッションやユニークなデザインの椅子、独特な形状の照明器具などが挙げられます。
お部屋にアクセントになる家具を一つ取り入れるだけで、お部屋の印象を引き立て、おしゃれさを演出することができます。このアクセントになる家具は必ずしも高い(高価な)家具である必要はありません。
ローコストな家具でも、例えばレトロな雰囲気の中古家具やDIYでアップサイクルした家具などを取り入れることで、お部屋を個性的な空間に演出できます。
その他にも、ウッディな色合いの家具、アンティークやヴィンテージの家具を新しい家具やアイテムと並べることで、お部屋に落ち着いた雰囲気を演出することができます。
緑の観葉植物(プラント)もお部屋をおしゃれに演出するのに効果的です。
小さなスペースでも壁掛けの植物やハンギングプランターを利用することで、お部屋にグリーンなアクセントを簡単に加えることができます。
植物の自然の要素を取り入れることで、お部屋にリラックスした雰囲気を作り出す効果があります。
一人暮らしにはマルチファンクションの家具がおすすめ
一人暮らしのお部屋にはマルチファンクションの家具(多機能な家具のこと)がおすすめです。
マルチファンクションの家具とは、例えば収納付きのベッド、サイズを変えられるテーブルや折りたたみできるイス、ベッド(寝台)として使うこともできるソファベッドなどのことです。
これらのマルチファンクションの家具は省スペースで実用的なだけでなく、お部屋のデザイン性が向上します。
特に、一人暮らしの場合、お部屋の限られたスペースの有効活用とおしゃれさを両立させるのにとても便利です。
お部屋のレイアウト(配置)の基本
おしゃれなお部屋をつくるには、家具のレイアウト(配置)も重要です。
どんなに高価でおしゃれな家具でも、無秩序に配置したり、適当に配置したりしてしまうと、お部屋全体が乱雑に見えてしまい、せっかくのおしゃれな家具も台無しになってしまいます。
そのため、家具のレイアウトは一定のルールやバランスを意識し、整然とした配置をすることが大切です。
ここでは、お部屋の家具類のおしゃれなレイアウト(配置)の基本とコツについて解説します。
大きな家具類のレイアウト(配置)の方法
大きな家具類は、お部屋の中心寄りの場所にあると存在感があり過ぎるため、お部屋全体が窮屈に見えてしまいます。
そのため、大きな家具類は壁に寄せるように配置することが基本です。また、大きな家具類をお部屋の対角に配置することで、お部屋全体にメリハリが生まれ、奥行きを演出することができます。
さらに、この時、大きな家具同士の間に適切なスペース(空間)を取るように配置するのがコツです。
大きな家具同士の間に適切なスペースを取ることで、視線が通るようになり、お部屋全体が広くスッキリと見えるようになります。
その他にも、大きな家具類を配置する際は動線(移動のしやすさ)や通気性などを考慮することで、実用的で過ごしやすいお部屋をつくることができます。
雑貨や小物類をディスプレイする方法
おしゃれなお部屋を作るためには、雑貨や小物類のディスプレイも効果的です。
雑貨や小物類のディスプレイは、お部屋をおしゃれに演出するだけでなく、お部屋の雰囲気やテーマを作り出す効果があります。
しかし、雑貨や小物類が多すぎると、お部屋全体が散らかっているような印象になってしまい、どこか安っぽく見えたり、古くさく感じたりしてしまう原因になってしまいます。
そのため、雑貨や小物類はシンプルでミニマル(量と質のバランス)を心掛け、自分の個性やスタイルに合った意味のあるアイテムだけを厳選してディスプレイするよう心掛けましょう。
お気に入りの雑貨や小物類が多い場合は、飾りたいもの以外は収納しておきましょう。
そして、ディスプレイを定期的に見直して、今飾っているものと交換することで、気分転換やお部屋の雰囲気が変えられるのでおすすめです。
雑貨や小物類をおしゃれにディスプレイするテクニック
アート(絵画)や写真、ウォールアートやポスターなどの雑貨や小物類は、お部屋の雰囲気を大きく変えることができます。自分の好きなアーティストや写真、風景などを選ぶことで、よりお部屋がパーソナリティのある空間になります。
また、自分のお気に入りの本やコレクションアイテムをオープンシェルフやディスプレイケースなどを利用してディスプレイすることで、お部屋におしゃれなアクセントを作り出せます。
しかし、お部屋に雑貨や小物類を飾りたいけれど、どのようなものを選んだらいいのかわからない人も多いのではないでしょうか?
雑貨や小物類の選び方が難しいと感じる場合は、お部屋のテイストやお部屋の中で使われている家具やインテリアの色に合ったものを選ぶのがおすすめです。
お部屋に合わせた雑貨や小物類を選ぶことで、お部屋全体に統一感が生まれ、まとまった印象に仕上げることができます。
例えば、ナチュラルなテイストのお部屋には自然をモチーフにした作品や、自然にある色(グリーン、ブラウン)を使用したものがマッチします。
スタイリッシュでクールなテイストのお部屋には、モノトーン(無彩色(白・グレー・黒))で描かれた抽象画などがおすすめです。
また、これらの雑貨や小物類の配置場所は、リビングのソファの後ろの壁や寝室のベッドの上、玄関正面の壁などがおすすめです。
飾り方も目線の高さやお部屋のフォーカルポイント(焦点となる場所、人の視線が集まる場所)を意識して飾るようにしましょう。
お部屋にフォーカルポイントに雑貨や小物類を飾ることで、空間にメリハリが生まれます。
さらに、お部屋に入って最初に視界に入る対角の壁などに飾れば、入室した人の視線が自然とそちらに集まるため、自分のセンスを効果的に印象付けることができます。
お部屋の照明や配色の基本とコツ
おしゃれなお部屋を作るためには、照明や配色も重要です。
照明は、空間を明るく照らし、ムードや雰囲気を演出するために必要不可欠です。しかし、古くて味気ない照明は、お部屋の雰囲気を台無しにしてしまいがちです。
また、配色もお部屋の印象を左右する要素の一つです。お部屋の中にたくさんの色を寄せ集めたり、バランスに欠けた極端な色を使ったりすると、お部屋全体が落ち着かない印象を与えることがあります。
おしゃれなお部屋を作るために、時にはカラフルな配色も必要ですが、色を多用し過ぎるのは間違いです。
ここでは、おしゃれなお部屋を作るための照明や配色の基本とコツについて解説します。
照明でお部屋の雰囲気を演出する方法
照明は、お部屋の雰囲気を大きく左右する重要な要素のひとつです。
まず、照明の色には「電球色」、「温白色(おんぱくしょく)」、「白色(はくしょく)」、「昼白色(ちゅうはくしょく)」、「昼光色(ちゅうこうしょく)」の5種類があり、順番に柔らかい温かみを感じるオレンジっぽい色から、クールな青白い色へと変わっていきます。
照明の色はお部屋の雰囲気を変えるだけでなく、ものの見え方も違ってくるので、お部屋や用途によって使いわけるのが基本です。
例えば、「昼光色」の青白い光は勉強や読書をする場所、「温白色」の温かみを感じる色はリビングや寝室におすすめです。
「電球色」のオレンジっぽい温かみのある光は、光の陰影がお部屋に奥行きを生み出すので、お部屋をおしゃれに仕上げて雰囲気を演出することができます。
お部屋全体の雰囲気をおしゃれに演出するには、間接照明がおすすめです。
間接照明とは、お部屋全体を一様に明るくするのではなく、壁や天井などに光を当てて反射させた光を利用する方法で、お部屋に陰影(明暗のグラデーション)ができるので空間に奥行きを生み出すことができます。
間接照明の活用は、お部屋に暖かく柔らかい光をもたらし、おしゃれな雰囲気を作り出すのに効果的です。
間接照明を設置する場所は、お部屋の角(お部屋の角には家具を置かずに空間が空いていることが多いため)に置くのが最も基本的な配置です。
スタイリッシュなペンダントライトや壁に取り付けるウォールライトなど、間接照明の光を演出する工夫で、お部屋におしゃれな雰囲気が生まれます。間接照明を積極的に取り入れるようにしましょう。
配色でお部屋の印象を素敵にする方法
配色は、お部屋の印象を左右する要素の一つです。
いくら好きな色だからといっても、お部屋の配色を無計画に配置してしまうと、ちぐはぐで違和感のある雰囲気になったり、地味な印象になったりしてしまうため、配色はとても重要です。
おしゃれなお部屋を作るには、お部屋のテーマやテイストに配色を合わせることが基本です。
お部屋と配色のテーマやテイストを合わせることで、お部屋に統一感と洗練された印象が生まれます。
配色のテーマ(モノトーンやパステルカラー、ナチュラルカラーなど)を自分の好みやお部屋のテイストに合わせて選んで統一するよう心掛けましょう。
配色が難しいと感じる場合には、お部屋のテイストやお部屋の中で使われている家具やインテリアの色に合わせることを心掛けてみましょう。
例えば、ナチュラルなテイストのお部屋には自然にある色(グリーン、ブラウン)がマッチします。スタイリッシュでクールなテイストのお部屋には、モノトーンカラー(無彩色(白・グレー・黒))がおすすめです。
お部屋のテイストに合わせた配色を選ぶことで、お部屋全体に統一感が生まれ、まとまった印象に仕上げることができます。
配色の基本とルール(カラーコーディネート)について
実際、お部屋の配色=カラーコーディネートを考えようとすると「家具類の色をどう組み合わせればいいのかわからない?」や「カーテン、ラグやカーペットに合うソファの色がわからない?」など、配色に頭を悩ませてしまうことも多いのではないかと思います。
配色は色の種類が増える程、相性が複雑になり、上手く組み合わせることができないと、お部屋全体に落ち着かない印象や居心地の悪い印象を生み出してしまいます。
そこで、ここではお部屋をおしゃれにする配色の基本について、最も身近で代表的な方法を2つ紹介します。ぜひ家具類のカラーコーディネートの参考にしてみて下さい。
① アナロガス配色
配色を考える時には、まずは下の図のような色相環をベースに考えるのが基本です。そして、アナロガス配色とは、色相環の隣り合う色を組み合わせる配色のことで、視覚的に馴染みやすく、自然な印象でまとまりやすい配色ができ上ります。
② ダイアード配色
一方、こちらのダイアード配色とは、アナロガス配色とは反対に色相環の対極の色を組み合わせる配色のことです。お互いの色が引き立たせ合うため、お部屋の中にインパクトを出したいときに効果的な配色です。
おしゃれなお部屋を作るために最も気を付けること ← 重要!
これまで、家具選びからレイアウト(配置)、雑貨や小物類のディスプレイ、さらにお部屋全体の照明や配色などについて、おしゃれなお部屋を作る基本的なコツ(テクニック)を解説してきました。
しかし、おしゃれなお部屋を作るためには、これ以外にも重要なポイントがあります。それは、お部屋の「生活感」です。←最も重要といっても過言ではない!
いくら高価な家具やおしゃれな雑貨や小物類を考えて配置して、お部屋の配色や照明にこだわっても、お部屋の中に生活用品が多く置かれていると、お部屋に生活感が溢れ出てしまい、どこか安っぽく、おしゃれに見えなくなってしまいます。
お部屋をおしゃれにするためには、できる限りこの生活感が出ない・見えないようにすることが重要です。
では、どのようにすればお部屋の生活感を抑えることができるのでしょうか?
これはとても簡単です。生活感のある雑貨や小物類(生活用品)を整理整頓や断捨離して少なくするだけで良いのです。
例えば、充電ケーブルなどのコード類、不要な雑貨や小物類(生活用品)、ゴミ箱などを見えないところにスッキリとまとめて収納(隠す)し、視界に入らないようにするだけです。
生活感を隠す=おしゃれなお部屋をキープするためには、日々のちょっとした心掛けと整理整頓が最も大切です。
おしゃれなお部屋の作り方のまとめ
今回は家具選びから家具のレイアウト(配置)、雑貨や小物類のディスプレイ、さらにお部屋全体の照明や配色などについて、おしゃれなお部屋を作る基本的なコツ(テクニック)や重要ポイントを紹介しました。
いろいろと説明してきましたが、おしゃれなお部屋を作るためには、お部屋の生活感を抑えることが最も重要で簡単です。
これらの基本的なコツ(テクニック)や重要ポイントを参考に、自分の好みやライフスタイルに合わせたお部屋作りを楽しんで下さい。そして、一人暮らしのお部屋を魅力的で個性的な空間に仕上げて下さい。
お部屋が素敵でおしゃれな空間になることで、一人暮らしもより快適で楽しく過ごせるはずです。あなたのお部屋をおしゃれに演出してみて下さい!