スマホカメラで花火をきれいに撮影する方法 | 花火の撮影テクニック3選

スマホカメラで花火を撮影するテクニック

夏の風物詩のひとつといえば花火大会。

夜空に咲いた美しい花火をスマホカメラで撮影しようとしても、ぼやけてきれいに撮れない・・・なんて経験はないでしょうか。

そこで、今回はスマホカメラでも花火の写真をきれいに撮影するためのテクニック3選を紹介します。

~もくじ~

スマホカメラで花火をきれいに撮影しよう

スマホカメラで花火をきれいに撮るために高価なカメラや難しい設定、知識は必要ありません。

たった3つの簡単なテクニックだけで、夏の夜空に咲く美しい花火をきれいに撮影することができます。

これできっとTwitterやinstagramで「いいね」がもっともらえる、スマホで映える(ばえる)写真が撮れるはず!

それでは、すぐに実践できるスマホカメラできれいに写真を撮るための3つのテクニックを紹介します。

(参考)風景やモノの撮影テクニック

Point!撮影前のスマホのチェック

撮影前にスマホをチェックして、下記について確認しておきましょう。特に、指の脂などでレンズが汚れたまま撮影すると、光がにじんでしまう原因になるので注意しましょう。

  • 充電できているか
  • 空き容量は十分あるか
  • 重要!レンズが汚れていないか

レンズの汚れは花火撮影の大敵

 

記事本編

1. 花火をきれいに撮るための撮影設定!

花火をきれいに撮るために、撮影前にスマホの撮影設定を最適なものにしておきましょう。

花火をきれいに撮るためのスマホの撮影設定には、以下のようなものがあります。

フラッシュ設定

フラッシュ設定は「OFF」にしておきましょう。

遠方の花火を撮影するのにフラッシュは効果がないばかりか、他の観覧者の妨げになります。

撮影時はマナーとルールを守り、他の観覧者にも配慮しましょう。

フラッシュ撮影は控える

HDR設定

HDR設定は「OFF」にしておきましょう。

HDR「High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)」は、明るさの違う複数の写真を合成することで逆光や暗所での撮影でもきれいな写真を撮影できる機能です。

写真を連写し合成する機能であるため、動きのない風景などの撮影では有効ですが、点滅を伴う動きのある花火の撮影ではブレの原因となってしまいます。

HDR設定

AFをロックしてピントを固定

AF(オートフォーカス)機能を「OFF」にし、あらかじめピントを合わせて固定しておきましょう。

また、スマホでズームすると画質が悪くなってしまうため、ズームも「OFF」にしておきましょう。

花火の打ち上げがはじまったら何発かを試写して、ベストなピントで合わせておきましょう。

明るさの調整

試写の際、明るさを調節して花火の色がきれいに撮影できるようにしておきましょう。

その他の設定

スマホの機種にもよりますが、撮影モードで「夜景」を設定できるものがあります。

撮影モードが設定できるのであれば「夜景」モードにしておきましょう。

撮影モードは撮影環境や被写体に最適な撮影ができる機能です。

明るさなどを自動調節してくれるため、夜間でもきれいな写真を撮影することができます。

2. スマホカメラを固定して手振れを防止!

可能であれば三脚などを使用してスマホを固定して撮影しましょう。

暗い場所での撮影では写真がブレやすくなります。

その上、スマホを手で持って撮影するとなると、わずかな手ブレが写真にかなり影響してしまいます。

三脚を使用する場合は、他の観覧者の妨げにならないように注意しましょう。

スマホ用ミニ三脚

3. 連写機能で決定的瞬間を逃さない!

花火の最も美しい瞬間を逃さないように連写機能で撮影しましょう。

花火が咲いて最も開いた瞬間をタイミングよく撮影するのは至難のワザです。

また、連写機能で撮影することで、一発の花火の表情を多く捉えることができます。

ただし、連写機能で撮影する場合はスマホのメモリ不足に注意しましょう。

連写機能で一瞬を逃さない

花火をよりきれいに撮るテクニック

スマホカメラで花火を撮影するとき、花火だけをフレームに収めて撮っていませんか?

美しく咲いた大輪の花火はそれだけでも美しいのですが、後で写真を確かめると構図がなんとなく寂しく見え、臨場感や感動が伝わらないと感じることがあります。

花火の撮影は、花火そのものを撮影することだけでなく、撮影する構図がとても重要です。

構図を少し工夫するだけで花火をよりきれいに撮ることができ、また、様々な演出をすることができます。

ここでは、花火をよりきれいに撮るテクニックとして、花火写真の構図についてご紹介します。

① 花火の手前の風景を収める

花火大会の会場や人々などの風景、建物などを手前に収めて撮影することで、花火大会ならではの雰囲気のある写真を撮ることができます。

まずはフレームを上・下の2つの構図に分けて意識します。構図の上が花火、下に風景が収まるように撮影します。

注意として、フレームの下(風景)が暗くなり過ぎてしまうと構図全体のバランスが悪くなってしまうため、下半分にも光源となる明るいものが写るようにしましょう。こうすることで構図のバランスが安定します。

花火の手前の風景を利用

② 花火の情景を活かす

花火をメインではなく背景にすることで、雰囲気のある思い出深い写真を撮ることができます。

例えば、花火を背景にして手前に人のシルエットを収めることで、まるで映画やドラマのワンシーンのような雰囲気を演出することができます。

花火の情景を利用

③ 水面にうつる花火を利用する

花火大会は海や川・湖の近くで開催されるため、それらの水面にうつる花火を上手く利用して写真を撮影してみましょう。(リフレクション写真)

水面を利用する場合も、フレームを上・下の2つの構図に分けて意識します。構図の上が花火になり、下に水面にうつる花火が収まるように撮影します。

水面を鏡にうつり込んだ花火によって美しさが増し、さらに構図が映えて(はえて)臨場感が伝わる写真を撮ることができます。

水面にうつる花火を撮る

スマホでさっそく花火を撮影しよう

すぐに実践できる簡単な撮影テクニックで、美しい花火の写真を撮ることができます。

まずは雄大で迫力ある美しい花火を、スマホの画面越しにではなく肉眼で楽しみましょう。

そして、撮影時はマナーとルールを守り、他の観覧者にも配慮しながら、さっそくスマホで花火の写真を撮影してみましょう。

花火を楽しむことが大切

フォトギャラリー(おまけ)

最後に、以上のことを実践しながら今年の花火大会を撮影してみました。

撮影に使ったスマホは今年で5年目になるXperia「SO-03J」なので、最近のスマホと比べればカメラの性能は大きく劣ります。

ですが、少し画像が荒いですが、いつもより少しはキレイな写真がとれている・・・かな?撮影の腕もまだまだですが (^ ^;)>

みなさんも、ぜひ実践してみて下さい!

花火大会の写真1

花火大会の写真2