春のお花見や秋の行楽シーズン、夏のキャンプやアウトドアなどで家族や友人達とバーベキュー(以下、BBQ)を楽しみたいけど・・・、「BBQに必要なものや準備するものがわからない?」や、「BBQに何を持っていけばよいのかわからない?」など、BBQで必要なものや道具、準備するものでお悩みではないですか?
そこで、今回はBBQ歴10年以上の自分が初心者にも必見のBBQで必要なものや使い方、あると便利なもの、BBQの基本的なルールやマナーなどを紹介します。さらに、BBQで必要なものの準備リスト(一覧表)も紹介しているので、そちらもぜひ活用して下さい!
記事本編
BBQに必要なものと使い方
ここでは、BBQに必要なものや道具とその使い方を合わせて紹介します。BBQに最低限必要なものや道具、さらにBBQにあると便利なものを紹介しているので、ぜひBBQの準備の参考にして下さい!
BBQグリル、コンロ
BBQで最も必要なものがBBQグリルやコンロです。これが無ければBBQがはじめられません!BBQグリルやコンロは、人数に応じたサイズを用意しましょう。BBQコンロやグリルは、キャンプ場やバーベキュー場でレンタルしている場合も多いため、必ずしも購入して所有する必要はありません。現地でのレンタルを考えているのであれば、事前にキャンプ場やバーベキュー場にレンタルのサービスがあるのか確認しておきましょう。
初心者におすすめなインスタントBBQコンロ
高価なBBQグリルやコンロがなくても、使い捨てのインスタントBBQコンロを使えば、簡単でお手軽にBBQをすることができます。インスタントBBQコンロは価格が1,000円程度とリーズナブルな上、網や炭・着火剤がセットになっているため用意も簡単です。着火しやすく、火力も強く持続力があるため、BBQで問題なく使用することができます。さらに、使った後はそのままゴミに出すことができます。網を洗ったり面倒な片付けをしたりする必要がありません。とても使い勝手が良く、災害時の備えにもなるため、初心者を問わずおすすめです。
網、鉄板プレート
網や鉄板プレートは、BBQグリルやコンロにセットで付いていますが、念のため確認しましょう。また、網は食材(肉など)が焦げてこびり着くため、交換用に何枚か用意しておくのがベターです。なお、網は100円均一で購入することができます。
炭(木炭)
炭(木炭)は、ホームセンターなどで購入できます。キャンプ場やバーベキュー場で販売している場合も多いです。現地での調達を考えているのであれば、事前にキャンプ場やバーベキュー場に炭の販売があるのか確認しておきましょう。また、炭はグリルやコンロのサイズ、人数や調理する食材の量などを考えて十分な量を用意しましょう。
BBQで使う炭の種類と特徴
BBQに使う炭には、主に木炭や備長炭の2種類があります。BBQで使用するのは、基本的に木炭で問題ありません。備長炭は火が付きにくいですが、火力が強くとても長持ちします。木炭は備長炭に比べて火力がすぐに落ちてしまいますが、備長炭より火を付けやすいため、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
新聞紙、木片、古紙、着火剤
新聞紙や木片、古紙(燃えるもの)は、炭に火を付ける(火をおこす)のに使います。しかし、炭に火を付けるのは思っている以上に大変です。なかなか思うように炭に火が付かないことも多いです。そんな時、着火剤があると簡単に炭に火を付けることができます。着火剤はホームセンターや100円均一などで購入することができます。
着火剤の種類と特徴
着火剤の種類には固形タイプとジェルタイプの2種類があります。初心者には固形タイプの方が扱いやすいです。ジェルタイプは、着火剤が着衣や手などに飛び散って火が付いてしまい、火傷(やけど)しないように取り扱いに注意が必要です。また、ジェルタイプの火への直接の注ぎ足しは大変危険なため、絶対にやらないようにしましょう。
マッチ、ライター、トーチ(バーナー)
点火にはマッチやライター、トーチ(バーナー)が必要です。口火の先端が長く火が付けやすいチャッカマンがおすすめです。また、トーチ(バーナー)があれば、着火剤が無くても簡単に炭に火を付ける(火をおこす)ことができます。しかし、バーナーの裸火(覆いの無いむき出しの炎)の使用は火傷や火災の危険があるため、初心者は取り扱いに注意する必要があります。
火ばさみ、軍手
火ばさみは、炭を足したり火のついた炭を返したり均したりするのに使います。軍手は、炭などで手が汚れるのはもちろん、火傷やケガを防ぐために必ず着用しましょう。軍手にゴムの滑り止めがついているものは、ゴムが熱で溶けてしまう場合もあるため、ゴムの滑り止めがついていない軍手を選びましょう。
うちわ
うちわは、火力が弱い時に火をおこすために使用します。複数枚用意しましょう。
クーラーボックス、保冷剤
クーラーボックスは、肉や魚、野菜などの食材や飲み物を冷やしておく(保管しておく)のに使用します。クーラーボックスに入れる保冷剤の用意も忘れないようにしましょう。また、長時間、庫内の適温(低温)を維持するために、飲み物を凍らせてクーラーボックスの中に入れておくのも効果的でおすすめです。
調理器具
食材の調理には、調理器具が必要です。包丁、まな板、調理はさみなどがあれば、とりあえず困ることはありません。また、事前に肉や野菜などを調理する大きさ(食べやすい大きさ)にカットしてトレー(保存容器)などに分けておくと、調理時間が短縮できるだけでなく、持って行く調理器具を少なくする(省く)ことができるのでおすすめです。
トング、菜箸
トングや菜箸は、食材を網や鉄板の上で調理したり返したりするのに使用します。割りばしの場合、持ち手が短いため手元が熱く火傷する恐れがあります。
サランラップ、アルミホイル
サランラップは、食材の保管に使用します。サランラップをお皿に敷いて使用すると、お皿が汚れないので洗う手間が無く便利です。さらに、サランラップを取り換えると何度も同じ食器を使用できます。アルミホイルは、包み焼きなどの調理に使用します。
食材(肉、魚、海鮮、野菜など)
食材(肉や魚、野菜、飲み物など)は、必要に応じて人数分を用意しましょう。暑い時期は食材の痛みが早いため、クーラーボックスで冷やして保管し、特に肉や魚、海鮮などの生ものの取り扱いや衛生面には注意しましょう。
調味料、焼き肉のたれ
調味料(塩、コショウ、醤油、油など)や焼き肉のたれなどは、食材の調理に使用します。調味料や焼き肉のたれは、お好みのものを忘れずに持っていきましょう。
食器、お箸、スプーン、フォーク
食器は、紙皿や紙コップが便利です。また、お箸も割り箸で問題ありません。スプーンやフォークも使い捨てができるものがおすすめです。洗う手間が無く片付けが楽です。これらは、すべて100円均一で揃えることができます。
食器用洗剤、スポンジ、タワシ
食器用洗剤やスポンジは、食器や調理器具を洗うのに使用します。食器用洗剤は、環境にやさしいものを選んで使うようにしましょう。また、網や鉄板のこびり付きや焦げは、スポンジで洗うと引っ掛かったり破片が残ったりすることがあるため、タワシがあると洗いやすいのでおすすめです。
大・小ビニール袋、ジップロック
ゴミの持ち帰りや食品の保存用などに使用します。使い勝手が良いため、必ず大・小のビニール袋を複数枚ずつ用意しましょう。BBQでは、自分たちの出したゴミはできるだけ持ち帰って処分するようにしましょう。
ティッシュ、キッチンペーパー、タオル
ティッシュやキッチンペーパー、タオル(拭くもの)は、食器やテーブルなどの汚れを落とす時や洗った食器の水の拭き取り、ドリンクなどをこぼしてしまったときなどに使用します。必ず必要になるので、普通のティッシュやウェットティッシュ、キッチンペーパーやタオルなどを複数用意しましょう。
トイレットペーパー、携帯トイレ
キャンプ場やバーベキュー場のトイレには紙が無いこともあるため、念のためトイレットペーパーを用意しましょう。また、余裕があれば、万が一のために簡易トイレ(携帯用・非常用)があると安心です。
金属製バケツ、ポリタンク(水入り)
金属製バケツやポリタンク(水入り)は、食材や食器洗い、使い終わった炭や灰、花火、焚き火の後始末などで使用します。そのため、バケツは熱に強い金属製のものがおすすめです。使い終わった炭や灰などは、水を張った金属製のバケツに入れて確実に消火してから処分しましょう。
テーブル、チェア、レジャーシート
テーブルやチェア、レジャーシートなどは、食事をしたりくつろいだりするのに必要です。テーブルやチェアは、コンパクトに収納できる軽くて折りたたみ式ものを用意しましょう。
タープ
キャンプ場やバーベキュー場など山の天候は変わりやすいです。そこで、タープがあれば強い日差しや急な雨から避難することができます。タープにサイドシートを装着すれば、風除けやプライベートを確保することができます。必要に応じて用意しましょう。
照明(ランプ、ランタン)
山の日は暮れやすく、思っているよりも早く暗くなってしまいます。片付けをするときに手元が暗くなっている場合もあるため、照明(ランプ、ランタンなど)は日帰りの場合でも念のため用意しましょう。
日焼け止め、救急セット、虫よけグッズ
BBQに限らず、長時間屋外にいるアウトドアでは、日焼け止めは欠かせません。虫よけグッズも必需品です。虫よけとかゆみ止めはセットにして用意しましょう。また、アウトドアでは思わぬ怪我やトラブルに備えて、救急セットを必ず用意しましょう。
(関連記事)アウトドアでの応急処置とファーストエイドキットを紹介
遊び道具(おまけ)
フリスビーやバトミントンなど、ちょっとした遊び道具があれば、もっとBBQが楽しくなります。人数や好みに合ったユニークな遊び道具を用意しましょう。
失敗しないBBQのものや道具の選び方
BBQに限りませんが、アウトドアやキャンプなどで使用するものや道具は、はじめは品質や性能はそこそこでよいので、安くて経済的なもの(さらに欲を言えば使い勝手の良いもの)を選ぶのがおすすめです。最初はどうしても性能や特におしゃれ(デザインや見た目)にこだわりたくて、少し値の張るものや道具を揃えがちです。
しかし、アウトドアなどで使用するものや道具は高価なものが多く、すべて揃えるとかなり大きな出費になってしまいます。しかも、購入したものが思っていたものと違っていたり、あまり使わなかったりした場合、購入したことをとても後悔してしまいます。
そのため、テントやタープ、調理器具にテーブルやチェアなどなど・・・アウトドア(BBQ)やキャンプで必要なものや道具は、経験を積みながら徐々に自分のスタイルや好みに合った納得のいくものを少しずつ揃えていくようにしましょう。
BBQで使うものや道具の準備の仕方
これらのBBQで使うものや道具を全てバラバラで持って行こうとすると、かさばってしまうばかりか、せっかく用意しているのに持っていくのを忘れたり、紛失してしまったりする恐れがあります。そこで、BBQで使うものや道具の準備に便利なのが衣装ケースです。
かさばるBBQのものや道具(小物類)を衣装ケースに入れてひとつにまとめておけば、忘れることなく簡単に持ち運びすることができます。また、これらのものや道具を使用した後は、きちんとお手入れして再び衣装ケースに入れておけば、コンパクトに片付けができ、次に使用する時にも探さなくて済むため便利です(準備が楽!)。
ただし、マッチやライター、トーチ(バーナー)などは、高温の場所に保管すると危険なため、必ず別の暗所の涼しい場所に保管するように注意しましょう。
BBQの基本的なルールやマナー
近年、アウトドアブームにより、BBQや焚き火が注目を集めています。しかし、ゴミの放置や慣れない直火の取り扱いなどのマナー違反によって、火災や自然破壊につながるケースが頻発し、大きな問題になっています。
ここでは、BBQの基本的なルールやマナーについて紹介します。これらの基本的なルールやマナーを守り、BBQを安全・快適に楽しみましょう!
火の取り扱いと安全の確保
火を使うBBQでは、火の安全な取り扱いに注意が必要です。BBQ中は近くに燃えやすいものを置かないようにし、周囲の安全を確保しましょう。さらに、水を用意しておき、万が一の時にはすぐに消火できるようにしましょう。また、使い終わった炭や灰を完全に消火してから処理するようにしましょう。
BBQをする場所と許可の確認
河川敷や公園、海岸などの公共の場所でBBQをする場合、事前にBBQができるのか(禁止されていないのか)確認することが必要です。キャンプ場やバーベキュー場によっても、BBQや焚き火の禁止区域が設けられていたり、焚き火自体が禁止されていたりすることもあります。指定された場所以外でのBBQは危険な上、他の人に迷惑をかける可能性があるため、絶対に避けましょう。
BBQの片付け
BBQを楽しんだ後は、きれいに片付けすることが大切です。自分達のゴミは持ち帰って処理するようにしましょう。ゴミの放置は絶対にやめましょう!また、炭や灰はしっかりと火を消してから処理しましょう。
周囲へのにおい(煙)や音の配慮
BBQでは、周囲への配慮も重要です。BBQのにおいや煙が他の人の迷惑にならないように配慮し、声や音楽などの音量にも注意しましょう。他の人の楽しみを損なわないように、周囲へ気を配りましょう。
BBQの準備リスト(一覧表)の紹介
ここまで紹介したBBQで準備するものや道具をリスト(一覧表)にしました。BBQで使うものや道具の準備に活用して下さい!
この記事のまとめ
この記事では、BBQに必要なものや使い方、BBQにあると便利なものなどを紹介しました。
BBQは準備と片付けがとても大変です。初心者の場合、まずはBBQに慣れるために、道具や食材の準備が必要ないバーベキュー場(施設)の利用を考えてみるのもよいでしょう。手ぶらで行けて気軽にBBQができるのでおすすめです。
火を使うBBQでは火の取り扱いに十分に注意し、周囲や自然環境に配慮してマナーやルールを守って正しく楽しみましょう。ここまで紹介したBBQで準備するものや使い方を参考に、家族や友人達とBBQを安全・快適に楽しんで下さい!